ジョブターン応援団訪問Vol.3                  ~幸和農園&就労サポートセンターこうわ~

ジョブ カフェ

2017年10月12日 15:32

今回は、職場体験、ジョブトライアルツアーで何度もお世話になっています沖縄市知花「東南植物園」近く 幸和農園、就労サポートこうわを訪問させていただきました


代表の山口喜美子さんにお話しを伺いながら 約4000坪の広大な 敷地内を見学させていただきました。

幸和農園では、ビニールハウスの中で花や野菜、多肉植物を栽培し
幸和ガーデン、県内・県外へと出荷しています。
「沖縄市の花いっぱい運動」や海洋博公園で毎年開催されている
「花のカーニバル」等様々なイベントへの協力、出展を行っています。

青空が広がる外の世界から一転・・・
ビニールハウスの中は、色とりどりの数えきれない花々で溢れていました
この何万単位という大量の苗を植えたポットの毎日の水やり作業がとても大切です。






山口さんは、以前「この作業が大好き。ひとつひとつの苗に必要な水の量は違うんですよ。」とおっしゃっていました。
この日も変わらず 優しく丁寧にひとつひとつのポットに愛情をこめて
水やり作業を行っておられました。どの花もイキイキとしていて元気をいただきました




野菜を栽培しているビニールハウスでは
トマトの実が沢山実っていました。
今年は、特別に暑い日が続きトマトもお疲れ気味とのことでしたが・・・
とても甘くて美味しかったです


また、同じ敷地内には 「就労サポートこうわ」もあり こちらでは就労継続支援A型事業所と
就労継続支援B型事業が行われています。
ジョブカフェの利用者さんは、指導員としての職場体験でお世話になっています。

山口さんは、以前から「幸和」の意味である「しあわせの和」をモットーにされておられます。
長年農園の仕事でも ご多忙な中でも やりたかった福祉の事業に数年前から携わり
日々就労されている方々をどのように育てていくかを考えておられるようです。

A型事業所では、花や野菜、多肉植物の生産活動等を行っています。
B月事業では、花や多肉植物に関する小物雑貨の作成や野菜の仕分け袋詰め等を
行っています。こちらで作られている作品を一つ紹介します



最後に山口さんについて少し・・・
結婚当時、花づくりを仕事にすることになるとは思ってなかった山口さん
住んだ家が鬱そうとしていたため 少しでも明るくしたいとの思いから
花を植えようと思い 苗は高価なので種を植えたそうです。
花が咲き、綺麗になった庭を見た業者の方にお花を作って売らないかと
お話しをいただき小さな畑から少しずつ大きな土地にビニールハウスに
そして広大な土地へと・・・
事業を始めたのは32歳で 幼い3人のお子さんの子育て中
だったとのこと・・・
事業が大きくなっていく時も
「悩むよりも行動をしていたので 不安を持つ暇がなかった。」と


3人のお子さんには、仕事が忙しくいつも構ってあげることはできなかったけれど
「子どもの学校行事だけは全て参加する。」と決めて行ったそうです。
お子さん3人はそれぞれの道に進ませた後
現在は、3人がそれぞれの意思で山口さんの事業を助けて
共に働かれているとのことでした

また、山口さんは、独学で専門誌を勉強し
ご自分で日々草の新しい品種を開発され 「ちゅらびんか」として知られています
かわいい花々にはそれぞれお子さんやお孫さんの
お名前がつけられています。

職場体験での学びは勿論、
山口さんのお人柄に触れお話しをお聞きするだけでも豊かになれる
そんな幸和農園&就労サポートこうわでした。
お忙しい中、ご協力くださった
山口さん、幸和農園、就労サポートこうわの
皆さま有難うございました